42℃設定では節約にならない理由と適切な温度の考え方
- rakuya
- 2025年12月23日
- 読了時間: 3分

給湯器の設定温度と、無理のない節約について考える
給湯器の設定温度について、「少し低めにすればガス代の節約になるのでは」と考える方は多いかもしれません。
ところが、実際には 設定温度を必要以上に低くしても、想定ほど節
約効果が得られない場合があります。
本記事では、以下について、落ち着いて整理していきます。
給湯器メーカーが推奨する適正な設定温度
温度を下げる以外にできる光熱費の節約方法
省エネ型給湯器の特徴と費用感
目次
1.42℃未満に設定すれば節約できる?
2.温度設定以外でできる節約の工夫
3.省エネタイプの給湯器と価格帯4.まとめ
1.42℃未満に設定すれば節約できる?
結論から言うと、設定温度を単純に低くすれば節約になるわけではありません。
メーカー推奨の設定温度は 50〜60℃
多くの給湯器メーカーは、設定温度を 50℃〜60℃ にすることを推奨しています。
理由は、実際に蛇口から出てくる温度は、給湯器に設定した温度より 数度低くなるため です。
特に浴室やキッチンで多く使われている サーモスタット混合水栓 は、内部で水とお湯を混ぜて温度を調整します。
そのため、給湯器で 42℃に設定しても、実際の使用点では約38〜39℃ となることが多くなります。
その結果、「思っていたよりぬるい→温度を上げようとお湯を長く使う→ガス使用量が増える」という状況になりがちです。
温度設定を下げすぎると、かえってお湯を多く使うことになり、節約に繋がらない場合があります。
2.温度設定以外でできる節約の工夫
設定温度をむやみに下げるよりも、給湯器の「稼働回数」や「使用時間」を減らすことの方が、節約効果が期待できます。
① 追い炊きを減らす
追い炊きは、多くのガスを使う機能です。
入浴の時間を家族で合わせる
浴槽にフタをする
お湯が下がりすぎたら追い炊きではなく 湯を追加する
といった工夫が有効です。
② 食器洗いは「つけ置き」を活用
直接お湯を流し続けながら洗うと、燃焼回数と水の使用量が増えます。
まず水でつけ置き → その後短時間で洗う
冬はゴム手袋を使うと手も冷えにくい
③ シャワーの使用時間を短くする
最もシンプルで効果の出やすい方法です。給湯器は、使い始めの瞬間から燃焼が始まります。
④ 給湯器の使用頻度をそもそも減らす
キッチンや洗面など、弱い温度で済む場所は低めに設定すると、燃焼回数が少なくなります。
3.省エネタイプの給湯器と価格帯
給湯器を交換するタイミングでは、省エネ性能の高い機種を検討すると、長期的な節約効果が期待できます。
給湯器の種類 | 特徴 | 追い炊き付きの目安価格 |
エコジョーズ(ガス) | 排熱を再利用して効率的に加熱 | 約15万円〜 |
エコキュート(電気) | 外気熱を利用しタンクで保温 | 約30万円〜 |
ハイブリッド給湯器 | ガス + 電気を状況に応じて切替 | 約60万円〜 |
ただし、省エネ型は構造が複雑なため、部品の消耗・修理費・長期メンテナンスの面も合わせて検討することが大切です。
「シンプルな給湯器」は初期費用が抑えられ、故障リスクも比較的少ないため、ランニングコストとのバランスで選ぶと良いでしょう。
4.まとめ
設定温度を42℃未満にしても、節約効果は必ずしも高くない
温度を下げるより、追い炊きを控えたり、使用時間を調整する方が節約に繋がる
長期的な光熱費削減には、省エネ型給湯器への切り替えも選択肢
初期費用と維持費のバランスを考え、暮らしに合った機種を選ぶことが大切
日々の使い方を少し見直すだけで、光熱費はゆっくりとですが確実に変わっていきます。



