給湯器における「BL補償」とは
- rakuya
- 2025年12月10日
- 読了時間: 3分

より長く、安心して使うための制度について
給湯器の仕様を調べていると、「BL」や「BL認定品」といった表記を目にすることがあります。
これは給湯器に限らず、住宅設備機器全般に関わる品質・安全性を保証する認定制度のひとつです。
本記事では、BL補償の意味・メリット・確認方法・給湯器寿命との関係について整理します。
1. BLとは何を示すのか
BLとは 「Better Living(よりよい住まい)」 の略称です。一般財団法人ベターリビングが機器や設備の安全性や耐久性、性能基準を審査し、基準を満たした製品を 「BL認定品」 として登録します。
BL認定品の特徴
独自の安全・耐久基準をクリアしている
メーカー保証期間が通常品より長い
部品保有期間(修理可能な年数)が長めに設定されている
つまり、同じ給湯器でも BLが付いているかどうかで「長く修理できる期間」が変わる ということです。
2. BL補償の有無による違い
項目 | BL補償あり | BL補償なし(通常品) |
メーカー保証期間 | 2年 | 1年 |
修理が可能な期間(部品保有期間) | 約10年 | 約7年 |
補償に含まれる内容 | 初期不良・故障時の修理 | 同左(ただし期間が短い) |
要点
BLは「壊れにくい」わけではなく、「長く面倒を見てもらえる」仕組み。
特に 長期間住む家での設置や、買い替え頻度を減らしたい場合に有利 です。
3. BL認定品の見分け方
メーカー別の確認方法
メーカー | BL認定の見分け方 |
ノーリツ | 型番の末尾に 「BL」 と記載 |
パロマ | 型番の末尾に 「L」 と記載 |
リンナイ | 「-E」表記がない 型番がBL(※一般品は「-E」付き) |
設置済み給湯器の場合
給湯器前面カバーに BL認定シール が貼付されていることがあります。
年数が経って見えなくなっている場合は、型式番号を確認することで判別できます。
4. 給湯器はどれくらい使えるのか(寿命の目安)
給湯器の寿命は おおよそ10年前後 とされています。ただし、使用環境・設置場所(屋外・浴室内)・水質などにより前後します。
10年を過ぎると増える不具合例
お湯の温度が安定しない
異音がする
点火しにくい / 点火しない
給湯器本体や配管からの水漏れ
ここで重要なのが「部品保有期間」
修理は部品があるからこそ可能です。部品保有期間を過ぎると、修理そのものができなくなります。
使用年数 | 状況 |
〜7年 | 修理対応しやすい(非BLの場合の目安) |
7〜10年 | 故障リスク上昇、修理可否はケースによる |
10年以上 | 交換が現実的な選択となることが多い |
5. 修理と交換、どちらが経済的か
「直せるなら直したい」という方は多いですが、修理を繰り返すより交換した方が結果的に安く済むケースもよくあります。
修理を優先すると…
1回の修理:15,000〜35,000円程度
その後別の部位が故障 → 再修理
合計すると交換費用に近づくことも
交換の場合
安定して使える期間が再びリセット
光熱費効率が向上するケースもある(省エネ型へ更新)
「10年以上使用」+「部品保有期間終了」→ 交換検討が合理的
6. まとめ
BLとは 「よりよい住まいのための認定制度」
BL認定品は保証期間と修理可能期間が長い
型番末尾で簡単に見分けられる
給湯器の寿命は 約10年
部品保有期間を過ぎると 修理不能 → 買い替えの検討へ



