エコジョーズ給湯器のエラー「920」とは?中和器寿命のサインと交換費用の目安
- rakuya
- 10月25日
- 読了時間: 2分

エコジョーズ給湯器を長く使用していると、リモコンに「920」または「930」というエラーコードが表示されることがあります。これは、給湯器内部に設置されている 中和器(ちゅうわき) が劣化し、交換時期が近づいていることを知らせるサインです。
中和器は、エコジョーズ特有の“酸性の排水”を中和するための部品で、給湯器を安全かつ長く使うために欠かせない役割があります。この記事では、エラー表示の意味と、中和器交換・本体交換の判断基準、費用の目安について分かりやすく整理します。
エラーコード「920」と「930」の意味
エラー内容 | 表示の意味 | 給湯器の状態 |
エラー920 | 中和器寿命の予告 | 使用可能(早めの点検が必要) |
エラー930 | 中和器の寿命 | 給湯器が停止し、お湯が使えない |
→ エラー920の段階で対応することが重要です。放置すると、突然お湯が使えなくなり、生活に支障が出ます。
メーカーごとの表記例(意味は同じです):
メーカー | 表示内容 |
ノーリツ | 中和器寿命予告/寿命 |
リンナイ | 中和器寿命警告 |
パロマ | 中和剤減少報知 |
パーパス | 中和器交換警告 |
中和器の役割と寿命
エコジョーズは排熱を再利用する仕組みをもつため、運転中に酸性のドレン水が発生します。中和器は、この水を中和し、排水管や周辺設備の腐食を防いでいます。
項目 | 目安 |
寿命時間 | 約13,000時間(燃焼使用時間) |
使用年数の目安 | 約7〜12年 |
家族人数が多いほど、寿命が早く訪れやすい 傾向があります。
エラー920が出たときの対処方法
一時的な応急操作
・リモコンの電源を一度 OFF → 再度 ON
・給湯器本体の電源プラグを抜き差し
※ 表示が消えても、中和器の劣化自体は治りません。
推奨される対応
・中和器の交換を依頼する
・10年以上使用している場合は、給湯器本体の交換も検討
エラー920 → 数週間〜数十時間 → エラー930(停止)となることが多いため、早めの対応が安心です。
修理・交換費用の目安
中和器のみ交換(修理)
内容 | 費用目安 |
中和器部品代 | 約4,000〜7,500円 |
工賃・出張費 | 約7,000〜10,000円 |
合計 | 約12,000〜16,000円前後 |
給湯器本体の交換
項目 | 費用相場 |
本体 + 施工費 | 約200,000〜300,000円 |
→ 使用年数が10年以上の場合は、本体交換の方が結果的に合理的なケースが多いです。
まとめ
エラー920は「中和器がそろそろ寿命」というサイン
放置すると エラー930となり、お湯が使えなくなる
中和器交換は 約12,000〜16,000円前後
給湯器が 10年以上の場合は本体交換の検討が合理的



